取引方面部隊

株式トレードブログ。★

テンバガー連発人に連動する目論見記事

テンバガーは驚異の50銘柄超え!~愛鷹さん前編

https://froggy.smbcnikko.co.jp/32554/


リアル投資家列伝・10倍株が56銘柄!?30代億り人の銘柄発掘法/愛鷹

2021.3.22


会社員として働きながら

30代にして

2億5000万円の資産を築いた愛鷹さん。


その成功の裏にあったのは、

「テンバガー56銘柄」

という驚異的な記録でした。


買値から10倍に値上がりするテンバガーは

投資家にとっての憧れ。


そんなテンバガーを連発する愛鷹さんの歩みと投資法、

教えてもらいました!


2社目で10倍!

のテンバガーの申し子


個人投資家にとってのあこがれである、

買った株が10倍に値上がりする「テンバガー」。


そんなテンバガーを2020年は

19銘柄も、

そして

なんとこれまで

通算56銘柄で達成しているのが、

会社員として働きながら投資している愛鷹さんだ。


「最初のテンバガー(10倍株)は

「コシダカHD」。


株を始めてから

2番目に買った銘柄です。


当時はまだ

『テンバガーを取ってやろう』

なんて思っていなくて、

優待利回りめっちゃええやん!

と優待に興味を持って買っただけでした」


2社目の銘柄で

テンバガーなんて、

まさにテンバガーの申し子!


株の英才教育を受けた天才なのですか?


「全然!

かぶ1000さんみたいに

中学生の頃から

興味を持っていたわけではないし、

親から株の話をされたことも

相続もない。


株式投資のことを知らぬまま

平々凡々な家庭に生まれ、

平々凡々に育った、

平々凡々な幼少期でした」



そんな愛鷹さんは、

大学である後輩との出会いがきっかけとなり、投資を始める。


「高級車を乗り回してる後輩がいました。


どうやって財を成したか詳しくは聞きませんでしたが、


株のトレードでひと財産を築いていたようです。


出会ったときには

すでに


投資信託の積み立てなどで、

守る方向へシフトしていたみたいですが。


彼に

『投資はお金がお金を稼ぐ仕組み。


先輩も就職したら


株を始めたほうがいいですよ』


と言われ、

おもしろそうな世界だなと。



「ポルノが好き」

で買ったアミューズ


社会人となった愛鷹さんは

投資信託の積立投資を始める。


「当時流行っていた

インドなど新興国の株へ投資するファンドでした。


評価額が下がっても、

売却手数料がかかるから

売れない。


運用報告書を

読んでも

ニュースで報じられるような

ありきたりな文章ばかり。


報告書の

PF

(ポートフォリオ:組み入れ銘柄)

上位には

社名すら初耳の

外資系企業ばかりが

名を連ね、

中身が分からな過ぎて、

なんのおもしろみもない。


だったら

自分で

個別株をやってみようと」


愛鷹さんが日本株投資に一歩を踏み出したのは、

社会人になって3年目の2008年8月。


リーマン・ショック

株価が暴落する

直前だった。


「相場観から

『株価が下がっているから始めよう』

と思ったのではなく、

入社から2年が経って

勤務先の持株会

に参加できるようになったり、

投資信託

おもしろみを感じられなかったり、

たまたまタイミングが重なり

一歩踏み出しました」



最初に買った株は

なんだったのだろう。



「いちばん初めに買った音楽アルバムのアーティストが

ポルノグラフィティでした。


彼らのライブに

参戦していたこともあって、

ポルノの所属先である「アミューズ」を買いました。


ちょうど当時、

活動を休止していたサザンオールスターズ

いずれ復活すれば

株価も元に戻るだろう、

寧ろ今はチャンス!

と思いましたし、

福山雅治さん

はじめ

売れっ子を多数抱えていましたから。

我ながら安直(笑)」


売上や利益で判断したのではなく、

純粋な応援投資だった。


「株価が

どんな値動きをするのか、

単純に見てみたかった

というのもあります。


とくに売る理由もなかったので

今に至るまで

ずっと持っていて、

買値から約5倍になっています。


でも買ってから

しばらくは

含み損でした」





集中投資で大失敗!

「1銘柄に集中しない」

投資へ


株価が低迷したのは

アミューズだけではない。


リーマン・ショック

起きてから、

つまり


愛鷹さんが株を始めてから


アベノミクスが始まる2012年まで

日経平均は低空飛行が続いた。


「当時は

株価の値動きが

日々

シッチャカメッチャカな変動だったため、

手を出して

痛い目を見ては

損切りする

というのを繰り返し、

ただただ疲弊するだけの日々。


儲かった記憶が

全くありません。


でも買っても

せいぜい1単元か2単元であったため、

損切り額も

数万円でした」



1社に

集中投資するのではなく、

給与を

手に入れる度に

保有している銘柄とは異なる銘柄へ投資し、

集中投資になるのを避けた。


実は、

愛鷹さんが

分散投資を心がけるようになったのには、

あるきっかけがあった。



ローソンエンターメディア

(現在は上場廃止)

という、

「ぴあ」

のようなチケット販売の会社

がありました。


チケット販売のプラットフォームのため

一度システムを作ってしまえば、

音楽ライブ需要は

増加の印象

がありましたし、

取扱量が増えるほど

収益は増えるだろう

と考えて

2009年に

買い上がりました」



ところが、

2010年初頭に

経営陣の不祥事

が発覚......。

株価は

約半分の水準に急落した。



「結局、

親会社の「ローソン」が

TOBすることになったのですが、

その買取価格は

自分の平均買値よりも

遥かに低く、

トータルで

マイナス35万円くらい

になりました。


当時

まだ投資規模が

500万円前後

と小さかった私には、

月の手取り額をも

超える大ダメージ」


愛鷹さんが

幅広い銘柄へ分散するようになったのは、

この経験があったからだった。



ローソンエンターメディアからの学びは

『1銘柄に集中しない』

ということ。


1銘柄に集中して

ガツガツ買い増していくと、

不祥事

業績の悪化

などで

食らったときのダメージが

私には思いの外大きかった」



400倍!になったフィットネスクラブ


お給料を

毎月、少しずつ投資に回していた愛鷹さん。


1年目が終わる頃には、

保有する銘柄は

10社ほどへと増えた。



愛鷹さんの転機になったのは、

冒頭で紹介したコシダカHD。


株を始めて2番目に買った株だ。



「もともと音楽が好きで

ライブにもよく参戦していたこともあり、

最初のころに

買っていたのは

エンタメ系の銘柄が多かったんです。


アミューズ

ローソンエンターメディア

そうだし、

コシダカも

カラオケ店

『カラオケまねきねこ

を展開している会社です」



買ってすぐの頃は、

リーマン・ショック

権利落ち

重なって

株価は

ふるわなかったが、

すぐに

うれしいニュースが届いた。



「買ったのは夏でしたが、

秋になると

「カーブス」

を買収する話が出て

株価が戻し始めたんです。


ワクワクする取り組みをしているな

と思って

持ち続けました」



コシダカが買収したのは、

女性専用のフィットネスクラブを展開するカーブス。


今では

2000店舗以上

もある

カーブスだが、

当時はまだ

672店舗しかなかった。



「買って3年で

買値から

10倍

になりました。

初めてのテンバガーです。


それに加えて

カーブスも

2020年に

コシダカから

スピンオフして

新規上場

することになりました。

コシダカ1株に対して

カーブス1株が付与され、

自分がもらったカーブス株は

IPO

すぐに

400倍

になったんです」


愛鷹さんの

コシダカ1株あたり取得価額は

23円。


カーブスの取得価額は

コシダカの取得価額の

「0.1」

と定められたため、

カーブス株の取得価額は

23円の0.1、

つまり2.3円となった。


「カーブスの株価は

現在

約900円。


取得価額の

2.3円に対して

400倍以上

になりました」



テンバガーどころか、

400バガーってスゴすぎ!



銘柄探しは

「ブログ」から「適時開示」へ



そんな愛鷹さんは

どうやって

テンバガーを見つけているのだろう。

「最初は

ブログ

を参考にすることが多かったです。


たとえば

株主優待ブログ』

とかで検索し、

いくつか見て回ると

有名ブログに至ります」



当時

参考にしていたのが、

投資家によるブログ。


フロッギーにも

登場してくれた

みきまるさんのブログ

優待銘柄選び

参考にしていたそう。



「みきまるの優待バリュー株日誌」



「上場企業は

3000社以上もありますが、

有名ブログを読んでいるだけで

『こんな会社があるんだ』

と知れて、

ブログでの内容に

共感できたら

自分でも買ってみました」



当時、

そういったブログを

参考に買ったのは

飲食店を展開する

クリエイト・レストランツHD」、

人材派遣の

「ジェイエイシーリクルートメント」、

それにリース会社の

「FPG」

などなど。



「この3社とも

業績は

右肩上がりで

テンバガーとなりました」



銘柄選択の幅を広げてくれたのは

ブログ。



でも、

愛鷹さんは

少しずつ

ブログから離れていった。

「毎日様々なブログを巡ってましたが、

その方法では

各ブログ主の

趣向

に沿った銘柄

しか知ることができず、

投資対象が

狭まってしまう。

それに

銘柄が

ブログに掲載されるということは

分析の手間が省ける代わりに、

投資家としては

ブログ主より

一歩

出遅れている

ということでもある。

そこで、

最新の情報を

フィルターなく

手に入れるため

自分でも

適時開示を見るようになりました」



適時開示は

上場企業に

義務付けられた

情報開示。


ストックオプション

(新株予約権)

の付与

役員人事

などの

お知らせ

もあるが、

愛鷹さんが注目するのは

決算短信だ。



決算短信を見ながら

『どのセクターで

売上を稼ぎ、

利益を伸ばす、

あるいは

投資しているか』

など、

学んでいきました。


当初は、

企業によって

「12月に

売上が伸びる」

等の

季節性があることも知らず

手探りで読みました。



深くは

読みこまず

浅く広く

読みました。

習うより慣れろ、

です」



決算短信

広く浅く

学びながら、

愛鷹さんのブログ離れは

加速していく。




「ブログって

情報としては

ワンテンポ遅いんです。

有名ブロガーが

記事にすると

翌日には

買いが強まったりもするし、

2番煎じになってしまう。

だったら

ブログを読みながら、

並行して

自分でも探したほうが

効率はいいし、

そうやって

自分が見つけた銘柄が

後々

ブログに採り上げられると

銘柄選びに

自信がつきますよね。


そうやって

徐々に

ブログから離れていきました。


投資目的では

今は

一つも読んでません」



先輩たちのブログから離れていった愛鷹さんが、

どのように

決算短信を読んでいるのか、

次回

具体例を挙げて

教えてもらいましょう!