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テンバガーとなる銘柄をこれまで56社も発掘してきた愛鷹さん。
大きく上がる株を見つける方法や
テンバガー候補でどうやってポートフォリオを作っていけばいいのか、
↓
ご自身の体験をもとに詳しく教えてくれました。
愛鷹さんの方法、フロッギーとの相性もよさそう!
ポイント1適時開示で決算短信を確認! 「増収増益か」をチェックする
ブログから離れた愛鷹さんの新たな武器となったのは、
適時開示で発表される決算短信だった。
なにをポイントにしているのだろうか。
↓
「基本的なポイントはひとつだけ。
『増収増益かどうか』
です。
減収減益の会社を買っても
株価は下がりやすいし、
業績が落ちている会社を買う必要はないよねっていうことです」
決算短信では
1、2ページ目に
業績の主要な数字がまとめられている。
その次に
目次、
そして
業績の要因分析
や
翌期の見通し
へと続いていくのが一般的な構成だ。
「増収増益かどうかは
1ページ目でわかる。
バイオ系の会社が減収や赤字だったら
『あ、やっぱりね、はい、次っ!』
って秒で終わります。
ただ、
気になるトピックスのある会社であれば
↓
挽回策はあるのかな
と
定性的情報
で
赤字の言い訳を見ることもありますね」
愛鷹さんが
実際に
どうやって決算短信を読んでいるのか、
「 マネーフォワード 」を例に教えてくれた。
マネフォワ-ドの株価
06/01 15:00
マネフォワ-ド
3994 東証マザーズ
「1ページ目で目につくのは、
↓
売上が58%増
と
ものすごく上がっていること。
営業利益は赤字ですが、
まだ若い会社なので仕方ない。
↓
ただ、
次期の業績予想では
赤字額がほぼ半分になっている
↓
のはいいですね」
「ページを進めて
分析をななめ読みすると、
売上は好調だけど
↓
キャンペーンなどの先行投資で赤字となっている
↓
ことがわかります。
が、
着実に利用者数も伸びており
↓
先行投資をやめたら積み上げたストックにより今すぐにでも利益がついてくる
↓
と考え、
買える
と考えます」
ここまで数分。
↓
こんな感じで
会社から帰ったあとに
適時開示
を流し読みするのが
愛鷹さんの日課だ。
「マネーフォワードは
自分も利用しているので、
↓
ある程度どういったサービスを提供している企業であるか
↓
理解しやすいです。
しかし
↓
適時開示を読み始めた頃は、
↓
知識がなくて
時間がかかりました。
↓
今はざっと読むだけなら
↓
1銘柄あたり
数秒から数分
ですね」
愛鷹さんの適時開示チェックは
↓
質より量。
次の投資先を見つけるために
↓
幅広くウォッチしている。
財務諸表
まで細かく読み込んでいく人もいるけれど……。
「1銘柄に大きく投資する人なら
↓
『のれん代ってなんだ?』
と調べたり、
↓
財務の細かなところまで読み込むべきでしょうが、
↓
私のように
分散派
だと
↓
より多くの銘柄に目を通すことが大切だ
↓
と思っています。
集中派の場合も
↓
類似の企業
の
開示
はチェックすべきかと」
ポイント2「テンバガー候補」をたくさん集める
愛鷹さんのスタイルは
1点勝負ではなく、
↓
「テンバガー候補となる
いい会社
をたくさん集める」
やり方だ。
分散投資なら、
↓
万が一
↓
保有銘柄で不祥事や業績の悪化などがあってもダメージが
↓
少なく済む。
1年目に10社ほどだった
保有銘柄数は、
↓
集中投資で失敗した経験を経て、
↓
3年目が終わるころ
↓
100社
を超える
↓
までになっていた。
「給料から毎月、投資へ回していましたが、
↓
それだと
↓
月に1社買えるかどうかでした。
↓
そこで、
↓
2012年に
持株会の売却制限が解けたため
↓
一部を現金化しました。
↓
それでほしい
↓
と思っても
↓
手の出せなかった銘柄が
↓
なんでも買えるようになりました(笑)」
2012年は
↓
株価が低迷している時期だったが、
↓
安倍政権が誕生した冬からは
↓
が始まり、
↓
株式市場全体が
↓
上がっていった。
「このときにまいたタネから
↓
多くのテンバガー
が育ってくれました。
や
物流マテハン大手の「 ダイフク 」
ーーなかでも、
地域限定菓子などを手がける「 寿スピリッツ 」
は
↓
マックスで
38倍まで値上がりしました」
ダイフクの株価
06/01 15:00
ダイフク
6383 東証1部
寿スピリッツの株価
06/01 15:00
寿スピリッツ
2222 東証1部
ポイント3適時開示で中計をチェック! まず5倍にはなりそうな銘柄「だけ」を集める
愛鷹さんの話を聞いていると、
↓
テンバガーが簡単に実現できるよう思えてしまう。
↓
その秘訣はどこにあるのだろう。(? ハナシ方では?)
「5倍にはなりそうな銘柄『だけ』
を集めることです。
そのために参考になるのが、
↓
『中計』
(中期経営計画)
なんです」
中期経営企画は
↓
3年から5年くらい先
↓
までを
↓
ターゲットにして
↓
企業が
策定する
↓
経営計画のこと。
3年後に
利益が5倍になるようなら
↓
株価も5倍になるのでは?
↓
•••と期待できる。
↓
「最低でも5倍になってほしい。
↓
そこからさらに
2倍でテンバガー
↓
となるかは
↓
運次第でもあります。
5倍になるかどうか、
判断材料にするのが中計なんです」
すべての会社ではないものの、
3年後、5年後へのロードマップとなる
↓
中期経営計画
や、
さらに長く
↓
10年後をイメージした長期経営計画
↓
を策定している会社もある。
ポイント4中計の1年目の進捗率を確認! 成長の実現性をチェックする
「中計の目標は
必ず
↓
達成されるわけではありませんから、
↓
とくに注目したいのが
↓
中計の発表後、
1年目
↓
の進捗状況です。
発表直後の第1四半期に
↓
会社予想
を
超える利益
が出ていれば
↓
中計を
実現できるだけの
↓
成長性がありそうだ
と判断できます」
好決算が
発表されたばかりだと
↓
株価が
値上がりしていることもある。
↓
「高値づかみの可能性がある
と思ったら
↓
少し待ってから
買っても
↓
いいですが、
↓
本当に成長する企業は
高いところで買っても
テンバガー
↓
までなってくれます」
「中計を作りました!」
といった情報も
↓
適時開示される。
決算短信とともに
中期経営計画も、
↓
愛鷹さんが
適時開示で
注目する情報だ。
ポイント5確率の低い業種は外す! テンバガーしそうもない銘柄は買わない
「あとは
↓
『テンバガーしそうもない銘柄
↓
は買わない』
ということ。
日本では
3000社以上の上場企業がありますが、
↓
その中には
テンバガーする確率が低い業種があります。
そうした業種を投資対象から外すと、
↓
3000社のうち
3分の1は削れます」
↓
そういって愛鷹さんが例に挙げたのは、
↓
石油、石炭
や
建設、水産
などの
↓
電気やガス、
食料品
などの
「ディフェンシブ」
と呼ばれるセクター(編集部註:業種グループのこと)だ。
ポイント6利確しません! 勝つ(10倍)までは
「もうひとつ、
『利確(利益確定)しない』ことも
↓
大切です。
専業の場合は
↓
売買して
生活費を稼ぐ必要がありますが、
↓
兼業の場合は
↓
余剰金で運用するため
売らないこともできます。
↓
買った株が上がったり下がったりすると
↓
一喜一憂してしまいますが、
↓
そんな必要はない。
目標は
↓
あくまでもテンバガー
↓
ですから、
↓
利確することは
ほとんどありません」
テンバガーになるまでの間、
↓
配当があると
↓
大きな力になる。
「私はもともと
年間1000万円の不労所得を得ることが目標。
↓
配当をもらえていれば、
↓
ある程度の含み損は
許容できます。
「 コシダカHD 」の取得価額は1株23円
ですが、
↓
今までに
1株につき
23円以上の配当を
もらっています。
株価がいくら下がっても
↓
損はしない、という状態です」
コシダカHDの株価
06/01 15:00
コシダカHD
2157 東証1部
配当がもらえる前に
↓
下がってしまっても
↓
損切りはしないのだろうか。
↓
「基本的にはしないですね。
↓
下がったとしても、
↓
幅広い銘柄に
少額ずつ
分散していれば
↓
全体としては
大きなダメージには
なりませんから」
ポイント71銘柄の投資額は給料で挽回できる額まで! 約25万円に固定する
過去に
1銘柄へ集中投資して
失敗した愛鷹さんは、
↓
徹底的に
均等に
分散投資するため
↓
1銘柄の投資額を金額で固定
している。
↓
「自分の投資モデルとしては、
↓
1銘柄への投資額は
↓
約25万円
↓
になるようにしています。
↓
それに、
↓
25万円であれば、
↓
もし
その会社が倒産して
全額失っても、
↓
給料で
カバーできる範囲の金額
でした。
テンバガー候補を20銘柄集めるんです」
25万円で20銘柄買うと
↓
500万円。
ちょっと大きいなと思ったら、
↓
金額を少なくしてもいい。
フロッギーなら
↓
100円(100ポイント)から
株が買えるから、
↓
「2.5万円×20銘柄」
と
↓
50万円でスタートすることもできる。
↓
日経平均の上昇を牽引する
「 ファーストリテイリング 」
「 ソフトバンクグループ 」
「 東京エレクトロン」
といった単元が100万円以上もする値嵩株も
↓
100円から買えるため
↓
「2500円×20銘柄」
と
毎月5万円を積み立てながら
↓
日経平均寄与率の高い値嵩株を買い集めるのもいいかもしれない。(?)
ファーストリテイの株価
06/01 15:00
ファーストリテイ
9983 東証1部
ソフトバンクGの株価
06/01 15:00
ソフトバンクG
9984 東証1部
東エレクの株価
06/01 15:00
東エレク
8035 東証1部
「そうすると
↓
20社のうち1、2割は
↓
テンバガーになってくれるイメージです。
↓
実際、
↓
ある調査によると
↓
リーマン・ショック以降で
株の底値と高値を計算すると
↓
5銘柄に1つは
テンバガー
↓
を達成しているそうですよ。
損切りせず
のんびり
投資しても
↓
1500万円、
2000万円
くらいに増える
↓
確率が高まります。
ChanceとRiskを
分散し、
守りながら攻める」
テンバガーになるまでには3年、5年、10年
↓
と待つこともある
↓
かもしれないが、
↓
配当金をもらいながら
次のテンバガー候補を仕込んでいく
↓
ことになる。
↓
「銘柄を調べて買って売ってと取引してキャピタルゲインを得るのは
=
結局、労働と同じです。
↓
時間がかかるし
修練を積む必要もある。
ところが
↓
配当などのインカムゲインを狙う場合、
↓
調査は必要ですが最初だけ。
↓
時間も修練も必要
↓
ありません。
資金が少ないうちは、
↓
キャピタルゲインを狙っていくのもいいですが、
↓
“築財”したいなら、
↓
ある程度まで
資産が増えたら
↓
インカムゲインも狙って
“不労所得“を増やしていくのがいいのでは」
年1000万円の不労所得をめざす
愛鷹さん。
↓
今の配当収入はいくらくらいなのだろう?
↓
「年300万円くらい
ですね。
↓
資産は
2.5億円ほど
↓
で表面利回りは
↓
1.2%ですが、
↓
原資が
約6000万円
ですから
↓
原資に対する利回りは
↓
約5%になります」
愛鷹さんのように
↓
働きながら
億り人をめざす
↓
には
テンバガー候補を集めるのが近道
↓
かも。
愛鷹さんの目安は
「1銘柄25万円・テンバガー候補20社に分散投資」。
余力がまだ少ない人は
↓
フロッギー
↓
を活用しながら
↓
「1銘柄1万円×25銘柄」
などと
↓
1銘柄あたりの資金を小さくして
↓
おなじようなことをして万長者ぐらいを目安にチャレンジしてみよう。
以上テンプレ。