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    プロも舌を巻く企業分析力で資産が5年で10倍に!~すぽさんインタビュー【後 編】

リアル投資家列伝・「4つの鉄板ビジネスモデル」への投資術 / すぽ


2019.6.25


成長・ビジネスモデル・割安


の3つのポイントから


分析し、



有望成長株を次々に見つけてきたすぽさん。


埋もれたお宝銘柄を感知する秘訣はブログにありました。




すぽさんのブログは


著名個人投資家の選ぶブログランキングで1位になったこともあるほど。


今回は


このブログを通じて


分析を深めていくスタイルや、


注目する4つのビジネスモデルについて、聞いていきます。



成長株ハンターとして注目度が高まっているすぽさんだが、

有望銘柄を発掘する場

となっているのがブログだ。


ブログを運営する個人投資家は多いが、

すぽさんのブログには大きな特徴がある。

「議論の場」となっていることだ。


「最初はただのブログでした。

企業の分析を書いて、

5段階の評価をつけて更新するだけの、

自分が思ったことを書くだけのブログです。


あるとき

読者から質問が来たんです」

「この銘柄について、

すぽさんはどう見ますか?」


ーーそんな質問だった。 


「1日のアクセスも10人、20人程度でしたから

反響が嬉しくって、



僕なりに分析して

評価は3.5です! 

と記事をアップしたら、

だんだんと依頼が増えてきたんです」


評価の根拠となるのは、

前回教えてくれた

成長・ビジネスモデル・割安

の3つのポイン トによる分析だ。


「7社分の依頼があって

3日で片付けると、

また7社たまって......

といった状況でしたが、

『これも修行だ』

と思って

1年で100銘柄くらい分析したと思います」




「行列のできる銘柄相談所」

となったすぽさんのブログだが、

依頼の多さに限界も感じるようになってきた。


「もう少し数を減らして

じっくりと分析したい。

かといって、

依頼を断るのも申し訳ない。


僕が一方的に書くだけだともったいない

という思いもあり、

僕が分析するだけでなく、

『あなたがどう考えているのかも聞きますよ』

と議論の場にしたんです。

そうすれば依頼の数も減るだろう、と」






すぽさんが

議論のベースとなる分析記事

をアップし、

コメント欄で議論を深めていくスタイルだ。


「議論するのは

月に1、2銘柄くらいでしょうか。

自分の分析であれば

2~3時間でさっ と見る感じですが、

依頼者は

詳しく調べていることが多いので、

議論する銘柄だと

もう3時間くらいプラスして

気になるところを予習しています」


その効果は大きかったようだ。


「自分にはない視点の意見が聞けるし、

情報も集まってくるようになった。


議論の結果、

ポートフォリオに組み入れた銘柄も少なくないんです。


投資用不動産サイトを運営する

ファーストロジック

についての議論では、

不動産業界で働く人が参加して くれ、

業界からの視点を与えてくれました。


議論することによって、

その会社の

立ち位置や

ポイント、

競争環境

が多角的にわかってくる。

面白いですよね」




買値から

2倍以上の値上がり

となった「 FPG 」

も議論をきっかけに購入した銘柄だっ た。


「持ち込まれるのは、

みんながそれなりに自信を持っている銘柄ですから、

その中からいいな

と思ったものを買うことが増えています。


議論の中心となるのは、

ビジネスモデルだ。


最初に大成功した

インフォマート 」 は、

「プラットフォーム型」のビジネスモデルだったが、

すぽさんが注目するビジネスモデルはあと3つあるという。


  ビジネスモデル2

「アフタービジネス型」:Fringe81  


「今持っている銘柄は

どれも面白いビジネスモデルを採用しています。


社員向けのコ ミュニケーションツールを提供する

「 Fringe81 」

という会社もそのひとつですね」


『わかりやすい資料を作ってくれてありがとう、30ポイントね』


といったように

社員 同士でポイントを送りあえるサービスです。

受け取ったポイントは給与に反映され る。


「一度導入すると

毎月、『社員数×1000円』の売上が定期的に入ってきます。

商品を 売ったときだけでなく、

売ったあとも売上が見込めるため、

『アフタービジネス型』 

と呼んでいます」



 小学生時代から

「 どんな会社が儲かるだろう」

と考えてきたすぽさんが

注目するビジネスモデルは4つある。 


前回教えてくれた

インフォマートがプラットフォーム型、 

Fringe81はアフタービジネス型、

残り2つはどんなビジネスモデルなのだろうか。


ビジネスモデル3

「地理的独占型」:パーク24


「 パーク24 」は『地理的独占型』です」 


  貸し駐車場を展開する会社だが、

注目するのはカーシェアリング事業だ。


「カーシェアは

都心部を中心に増えていますが、

もしカーシェアを使おうと思ったら

台数が多い方を選びますよね」

 

利用する側から見れば、

台数が多いほうが利便性は高い。


トップシェアの会社を選ぶだろう。

「パーク24が

約2万台を展開するのに対して

競合は3000台弱。

これだけの差がつくと

他社が勝てる可能性はほぼなくなってくる


『地理的独占型』のビジネスモデルで す。

すでに大きな会社なので

急成長は望みにくいですが、

5年で2倍は十分可能だと考 えています」


ビジネスモデル4

「トップシェア」


残るひとつが「トップシェア」。


その名の通り、

シェア1位を確保することで、

コストや戦略、情報面などで

さまざまなメリットが得られる。


「1位と2位ではまったく違います。

ナンバーワンの優位性は極めて大きいですから、 

銘柄を選定するときも

基本はトップシェアの会社です」


いちばん強力なのはプラットフォーム型


 プラットフォーム型、

アフタービジネス型、

地理的独占型、

トップシェア

――4つのビ ジネスモデルを軸に銘柄を見てみよう。


「4つのうち、

いちばん強力なのはプラットフォーム型。

プラットフォームとしての地位を確立できれば、

100対ゼロ

となる可能性が高いからです。


プラットフォーム型の企業を早いうちに見つけられると、

大きなパワーになります。

今、保有している会社だと――」


といって教えてくれたのは、

「 手間いらず 」

という会社。


ホテルや旅館などの予約サイトは数多くあるが、

宿泊施設が

複数の予約サイトを

一括管理する

ためのプラットフ ォームだ。


 「宿泊料金を変更したとき、

いくつものサイトの値段設定を変更するのは面倒ですよね。

そこを束ねましょう、というのが手前いらず。

競合もあるのですが、

大手宿泊サ イトの系列です。


手間いらずはどこの系列でもないため、

利用者の利便性を第一に考えて

さまざまなサイトと提携できるのがメリットです」



個別株投資の楽しさを広めたい


ブログを通じて議論を深め、

有望成長株を発掘するすぽさんだが、

ブログにはもうひとつの狙いがある。


「市場平均を狙っていくインデックス投資か、

投機的なデイトレードかの二択ではな く、

個別株投資も楽しいよと伝えていきたいんです。


インデックス投資なら平均なので

100人中50位を確保できますが、

いい会社を選べば

それよりも上が狙える。


そのための方法論や楽しさをブログで伝えていきたいんです」


小学生のころから感じてきたビジネス競争の楽しさは、

株式投資を通じてより深まっ ている。


「世の中やお金の流れる仕組みって、

みんなわかっているようでわかっていないと思うんです。


世の中をどういう流れでお金が動いていくのか、

見えるようになるには株式投資がいちばんいいと思います。


個別株投資って絶対に楽しいと思いますから」


有望成長株を発掘して、

5年先の成長を待つスタイルは

投資初心者にも始めやすいはず。 

フロッギーなら500円から株が買えるので、

すぽさんの投資の3ステップを参考に しながら

有望成長株への投資を始めてみてはいかがでしょうか。