今日の景気 2021年5月31日 15:40
31日の東京株式市場で
日経平均株価は反落し、前週末比289円33銭(0.99%)安の2万8860円08銭で終えた。
前週末に600円上昇した反動もあり、
午後には下げ幅が一時350円を超えた。
利益確定の売りが出たほか、
米株価指数先物が日本時間31日の取引で伸び悩む場面があったのも
弱材料として意識された。
日経平均は
前週末に約3週間ぶりに2万9000円台を回復しており、
目先の利益を確定する売りが出やすかった。
今週は
6月4日の5月の米雇用統計など、
米国での重要指標の発表が相次ぐ。
「経済指標の内容や市場の反応を見極めないと、一段の上値を追いにくい」
(三井住友DSアセットマネジメントの石山仁チーフストラテジスト)
との見方があった。
ただ、
積極的に売り込む動きは限られた。
国内では
新型コロナウイルスのワクチン接種が進みつつある。
国内の新規感染者数も
足元では増勢に歯止めがかかっている。
経済活動の正常化を期待した動きもあり、
下値では買いも入った。
は反落。
終値は前週末比230.59ポイント(1.31%)安の1万7385.08だった。
東証株価指数(TOPIX)も反落し、24.46ポイント(1.26%)安の1922.98で終えた。
東証1部の売買代金は
概算で2兆2415億円。
売買高は10億2073万株だった。
東証1部の値下がり銘柄数は1712と、
全体の8割弱を占めた。
値上がりは420、変わらずは60銘柄だった。
ダイキンも売られた。
ソフトバンクグループ(SBG)も安かった。
一方、
富士フイルムも高かった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕