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こういうことだから。

日経平均の採用ルール変更、任天堂はじめ

値がさ株

への期待本格化

更新日時 

株価水準が高い「値がさ株」

日経平均株価に採用される可能性が高まっている。


任天堂村田製作所などへの期待が高まることで、

組み入れイベント

接近時には

株価下支え要因となりそうだ。

  日本経済新聞社

10日、

日経平均

算出要領と

銘柄選定基準の

一部変更を検討している

発表した。


株価水準調整に用いていた

「みなし額面」

「株価換算係数」

に改めて→係数は原則→1とする。


同時

「採用銘柄の株価水準が著しく高い場合、

市場への影響を抑える」

狙いで

係数を0.1-0.9に設定、

組み入れ時のウエートが1%以内になるようにする。

新ルールは2021年10月の定期見直しから適用する。

  任天堂村田製作所などの値がさ株は、

指数インパクトが大きくなることや

銘柄入れ替えの際の売買影響が大きくなることから、

過去の銘柄入れ替えの際には

クオンツアナリストが

何度も候補として挙げながら、

採用されなかった経緯がある。


Inside The 2019 E3 Electronic Entertainment Expo

任天堂は値がさ株の代表的な存在の一つ.

Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

売買影響の巨大化傾向についてはこちらをご覧ください

  SMBC日興証券伊藤桂一チーフクオンツアナリストは、

株価換算係数下のルール改定では、

指数構成比から

逆に

係数が決められる

とともに、

日経500指数と

連動しなくなるため、

「現在日経平均に未採用の値がさ株は、

指数に採用されやすくなる

ことが予想される」

と分析。


特に

日経平均採用銘柄で

銘柄数が不足している消費セクターにおいて、

任天堂が注目されるとした。

  同氏によると、

各セクターで

流動性順位が高い日経平均未採用銘柄としては

「消費」で任天堂やZOZO、

「技術」でキーエンスや村田製、日本電産

「金融」ではオリックスマネックスグループ

「素材」でユニ・チャーム日本ペイントホールディングスなどがある。

  大和証券の橋本純一シニアクオンツアナリストが

株価算定係数を基に

試算したところによると、

同氏が

過去に

日経平均の採用候補として挙げたことがある

任天堂と村田製

の推定買いインパク

(買い入れ株数/1日平均売買高)

はそれぞれ2.73日と9.14日。

  一方、

同時に公表された「想定問答集」には、

既存銘柄の株価換算係数は

調整しない

ことも明らかにした。


東海東京調査センターの

鈴木誠一マーケットアナリストは

現在のままでは

指数影響度が大きいファーストリテイリングのウエートトップ状況は変わらない

として、

「このルールを導入したところで

既存の225の位置付けは変わらない。

苦肉の策ではある」

と述べた。

  日経新聞では

今回の見直しについて、

6月13日を期限として

意見を募集する。

大和証の橋本氏は

コンサルテーション結果を踏まえた上で

ルールが見直される可能性がある

とし、昨年のコンサルテーションでは

期限の1週間後に結果が公表されていた

という。


11日の東京株市場では

任天堂株が底堅く推移している。