取引方面部隊

株式トレードブログ。★

一目均衡表

一目均衡表の世界では、

転換線が基準線を下から上に突き抜けるときを「好転」、

逆に上から下に突き抜けるときのことを「逆転」と呼んでいます。

 

 

好転は

相場が強気相場になった、

逆転は

相場が弱気相場になった、

ということになります。

 

 

また、

先行スパン1と先行スパン2との間に構成されるものを「雲」と呼んでいます。

 

この雲は

株価の抵抗帯になったり支持帯になったりします。

 

私はこの点を、

株価を飛行機、先行スパンを雲にみたて、飛行機と雲の関係で説明します。

 

飛行機が

雲の上にいるときは

高度が下がってきても

雲がクッションのように支持してくれるし、

飛行機が雲の下にいるときは

上に上昇しようにも

雲が覆いかぶさって抵抗帯になるのです。

すなわち、

株価が

雲よりもにいるときは

上昇基調、

株価が

雲よりにいるときは

下落基調

と見て取ることができるのです。

 

雲の中に飛行機が入ると、

雲の上限で跳ね返され、

雲の下限でも跳ね返されます。

つまり、

雲の中でもがくような形になります。

 

つまり、

株価が雲よりも上にあるときは、

雲は支持帯として上昇トレンドを表わし、

株価が雲よりも下にあるときは、

雲は抵抗帯として下降トレンドを表わすのです。

 

また、

雲は先行スパン1と先行スパン2の計算が基になっています。

 

先行スパン1と先行スパン2を比べると

先行スパン1の方が

短期の動きを表わしますので、

先行スパン1の方が現物の株価の動きに近づきます。

ですので、

通常、

上昇相場で

株価が雲の上にいるときの雲は

雲の上限が先行スパン1、

下限が先行スパン2になります。

 

調整的な下落があった場合には

先行スパン1、

つまり、

雲の上限で止まる可能性があるのです。

 

下落相場の時に

株価が雲の下にいるときの雲の

上限は先行スパン2、

下限が先行スパン1になります。

 

ですから、

上昇相場でも

先行スパン1が

雲の下限を形成しているとき

上昇力は強いものではないし、

下落相場で

先行スパン1が

雲の上限を形成しているときの

下落圧力は強いものではないのです。

 

 

遅行スパンは

当日の終値を26日前にさかのぼって記入します。

つまり

26日前の株価と当日の株価を比較することになります。

 

当日の株価が26日の前の株価よりも高いときは

26日前にその株を購入した人は、

現在、利食える

(売却して利益を出すことができる)水準になっていることを

意味しますので

相場が強い状態を示します。

 

逆に

当日の値段が26日前よりも安いときは

利食える水準にないのですから、

相場が弱い状態を示します。

 

となると、

遅行スパンが26日前の株価を上回る時

ないし

下回る時は

強気相場、

弱気相場

の転換

を表わすことにもなるのです。

 

さらに

週足の一目均衡表を見てください。

 

ここでは三菱電機を例にしています。

 

雲がクロスしたところに特に注目してください。

 

雲が薄くなったところは

飛行機のエンジンも

火力が少ない状態で

雲を突き抜けていけるので

変化が起きやすい

と言われています。

 

ただし、

変化がおきやすいといっても、

今までの動きと逆方向になる

というのではなく、

上に行くのか下に行くのかは別にして

雲のクロスしている箇所から、

新しい株価のトレンドが出る

可能性がある

という意味です。

 

先行スパン1と先行スパン2がクロスするということは

短期と長期のコストが一致するとも見て取れるので

強気派と弱気派の力が均衡している状態でもあるのです。

 

ですので、

変化が起きやすい状態と言えるのです。