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株式トレードブログ。★

RSI(Relative Strength Index)

株価が10日間も上昇し続ければ、

多くの投資家は心理的

「かなり買われたのではないか・・・

そろそろ下がるのではないか」

(買われ過ぎ)、

 

逆に

株価が10日間も上昇し続ければ、

多くの投資家は心理的に「かなり買われたのではないか・・・

そろそろ下がるのではないか」

(買われ過ぎ)、

逆に

10日間売られていたのであれば「かなり売られた・・・

そろそろ上昇するのではないか」

(売られ過ぎ)

などと考えたくなるものです。

 

 

 

しかし

「買われ過ぎだ」

「売られ過ぎた」

と言っても、

どこまでが買われ過ぎで

どこまでが売られ過ぎなのか

明確な基準があるわけではありません。

 

つまり、

それぞれが

場当たり的な判断になっているのです。

 

ですので、

何とか一定の基準を設けて

「買われ過ぎ」

「売られ過ぎ」

を客観的に把握しないとなりません。

 

そこで登場するのが、RSIです。

 

買われ過ぎ、売られ過ぎを

数値で把握しようとするものです。

 

つまり、

RSIは

買われ過ぎ、売られ過ぎに

着目したテクニカル分析です。

 

株価が上昇し続ければ、

買われ過ぎ

と判断し

売りを考え、

逆に

下落し続ければ

売られ過ぎ

という判断をし、

買いを考える

というものです。

 

 

⭕️RSIの見方⭕️


売買の目安としては

RSIの数値が70%以上になると

買われ過ぎゾーン、

逆に30%以下になると

売られ過ぎゾーンに入る

とされています。


そして、

それぞれのゾーンに入った後に

反転した動きになったところで

買われ過ぎゾーンの時は

“売り”を、

売られ過ぎゾーンの時は

“買い”を

考えるとされています。

 

 

 


つまり、

RSIの冒頭で述べました

「買われ過ぎ」、「売られ過ぎ」を

感覚的なものではなく

数値で把握するというものです。

 

上図のグラフを見て確認してみてください。

 

 

 

 

⭕️計算日数⭕️


RSIは

その計算日数を変えると

その振幅の回数が

多くなります。

 

ちなみに、

5日のRSIを見てみましょう。


14日RSIよりも5日RSIの方が

70%ライン、30%ラインを越える回数が

多いのが見てとれます。

 

確かに

14日RSIだと

それぞれのラインを越える回数は

少なくなります。

 

銘柄によっては

1年間

ほとんど

シグナルが出ないケースもあります。

 


逆に

5日だと

頻繁にシグナルが出ます。

 

もちろん、

いいタイミングで

シグナルが出ることもあるが

“ダマシ”(はずれること)もまた多いのも事実です。


筆者の経験をここで述べさせていただくとすれば、

14日のRSIを使用するよりは

5日から10日までのRSIを使った方が

上手くトレードできた回数が多かったようです。

 

14日間という期間に拘らず、

計算日数も是非工夫してもらいたいです。


短くした場合に、

買われ過ぎ、売られ過ぎの数字を80%、20%などとする工夫も有効です。

 

 

 

 

⭕️逆行⭕️


これは一つの売り買いのシグナルを出す方法です。


RSIが70%ないしは30%のラインを超えている時、

例えば

70%以上の時に

株価は上昇しているのにも拘らず、

RSIの数値が

株価の方向(上昇)と逆に下がっているケース。


RSIが30%以下にある時で

株価は下がっているのにも拘らず、

RSIが上昇していているケース。


このようなケースを

“逆行(ぎゃっこう)”

と言って

有効な売買シグナルとされています。

 

この場合、

RSIの指し示す方向

に動くとされています。→添付図

f:id:end-hide2017:20210520225517g:image

 

 

 

 

⭕️RSIの短所⭕️


RSIは

一定の期間変動幅の中で

どれ位株価が上昇しているのか、

下落しているのか

をはかるものです。


よって、

ある一定の値幅の中で

株価が上位にある

(買われ過ぎ)、

下位にある

(売られ過ぎ)

という時には

有効なシグナルが出やすいのですが、

相場が今までとは違う

大きなトレンド

で上昇し続けたり、

下落し続けたりする場合には

その大きなトレンドを

掴み損ねる可能性があるのです。


つまり、

トレンドの上昇ないし下降の

早い段階で

売りシグナル、

買いシグナルが出てしまい

その後の大きな値幅を取り損なう

ということがあるのです。


こういう時のために他のテクニカル分析を補助的に使うのも一つの方法です。