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分散投資

http://www.olympus-nenkin.or.jp/005_kouza/backnumber_05.html

 

分散投資とは

今までのご説明で、

資産運用には

リスクが必ずついてまわることが

わかりました。

 

 

 

したがって、

実際に資産運用を行うときは、

いかにしてリスクを少なくするか

が重要です。

 

 

 

リスクをおさえるための

効果的な手法のひとつとしてあげられるのが、

今回ご説明する

分散投資

です。

 

 

 

 

それでは、

分散投資とはどのようなものなのか見てみましょう。

 

 

 

 

 

分散投資とは、

一つの運用商品だけで運用するのではなく

複数の運用商品に分散して運用することです。

 

 

 

なぜ、

分散投資が、

全体の運用リスクを少なくすることができるのでしょうか。

 

「卵とかご」のたとえ話を使って

ご説明しましょう。

 

まず、

一つのかごに

すべての卵を入れた場合を

考えてみましょう。

 

この場合、

万一、

かごがひっくり返ると、

全部の卵が割れてしまいます。

 

一方、

いくつかのかごを用意して

卵を分けて入れた場合はどうでしょうか。

 

たとえ、

一つのかごがひっくり返って

その中の卵が割れても、

他のかごに入れた卵は

割れず

全体の損失を小さくおさえることができます。
 
分散投資 「卵とかご」のたとえ話



確定拠出年金の資産運用でも、

これと同じことがいえます。


「卵=掛金」、

「かご=運用商品」

と考えてみましょう。

 


掛金のすべてを

同じ運用商品で運用すると、

万一のときに

大きな損失を被る可能性があります。

 

一方、

掛金を

複数の運用商品に分けて

運用した場合は、

仮に

運用商品の一つに大きな損失が発生しても、

他の資産で

利益が出ていれば

全体の損失は小さくおさえることができます。

 

このように、

資産運用では

さまざまな運用商品に分散投資することが大切です。





なお、

分散投資には、

上図のように

投資対象への分散の他に、

投資のタイミングを分散する

「時間分散」

もあります。

 

時間分散については、次回ご説明します。

Ⅱ.分散投資の効果

それでは、

分散投資をすると、

具体的に

どのようにリスクが小さくなるのか

見てみましょう。

 

 

下図は、

a.国内株式、

b.国内債券、

c.国内株式+国内債券、

でそれぞれ運用した場合の

運用利回り

を表したものです。

 

a.国内株式とb.国内債券の場合は、

運用利回りがよいときと悪いときの差が大きくなっていますが、

c.国内株式+国内債券の組み合わせの場合は、

運用利回りの変動が

小さくなっている

のがわかります。

 

このように、

異なる資産を組み合わせることで、

運用利回りのブレ幅を小さくすることができる、

つまり

リスクをおさえることができるのが、

分散投資の大きな効果です。

 

 

 

 


分散投資を行うときにポイントとなるのは、

異なるリスク・リターンの特性を持つ資産を組み合わせることです。

 

 

 

 

たとえば

利回りは

小さいが

元本が保証されている預金と、

大きな利回りを

期待できるが

元本保証のない株式投資信託

分散投資するといった、

ローリスクローリターンの資産と

ハイリスクハイリターンの資産の

組み合わせ

などがあげられます。

 

また、

同じ投資信託の中でも、

社債を中心としたものと

株式を中心としたものなど、

特性の異なる

投資信託

組み合わせることもあります。

 

運用商品の特性をよく理解して、

効果的な組み合わせで分散投資を行うように心がけてください。

分散投資の効果



次回は、分散投資の考え方②として、時間分散を中心にご説明します。